認知症高齢者見守り模擬訓練を実施しました
砺波市では、認知症になっても住み慣れた地域で、安心して暮らせるまちづくりを目指しています。その実現のためには、地域のみなさんで認知症のある方やそのご家族を温かく見守り、支えていくことが重要です。
「認知症高齢者見守り模擬訓練」は、地域のみなさんが認知症を正しく理解し、地域の支え合い体制を推進することを目的としています。
このたび鷹栖地区自治振興会、鷹栖地区福祉推進協議会と協働し、令和7年6月14日(土)に鷹栖地区公民館で「認知症高齢者見守り模擬訓練」を行いました。
この訓練は、認知症サポーター養成講座の受講に加え、実際に地域で道に迷っている認知症高齢者と出会ったときに、どのように対応したらよいかを実践する声かけ訓練をおこなうものです。
今回の訓練には、鷹栖地区の区長・副区長34名が参加されました。また、スタッフとして、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の「グループホームたかのす」「あっとほ~む砺波」の職員も参加され、参加者のサポートをしていただきました。
地域包括支援センターによる認知症サポーター養成講座を受講した参加者は、民生委員6名が扮する認知症高齢者が道に迷っているという設定で、実際に声をかける訓練を行いました。
参加者からは、「声をかけるべき人なのかの判断が難しい」「いろいろなタイプの認知症の方がおり、どのように声かけすべきかわからなかった」などの声が聞かれ、対応の難しさを実感されたようでした。
今回の訓練では、認知症高齢者役の方が「ほっとなみ見守りシール交付事業」で使用している見守りシール(QRコード)を身につけ、参加者が実際に読み取る訓練も行いました。
「ほっとなみ見守りシール交付事業」とは?
認知症の症状によって外出先で行方不明になる可能性のある高齢者等のご家族等に、QRコードが印刷されたシール(見守りシール)を交付しています。このシールを高齢者の衣類や持ち物に貼り付けておくことで、行方不明になった際に、QRコードを発見者が読み取ると、事前に登録したご家族等へ読取通知メールが届きます。また、発見者とご家族がインターネット上の伝言板を通じて簡単なやりとりができる仕組みです。ご家族等も発見者も個人情報を開示することなく、発見から保護、お迎えまでを迅速に行うことができます。
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