文教民生病院常任委員会において行政視察を実施しました
令和7年10月14日から16日にかけて、文教民生病院常任委員会において行政視察を実施しました。
◎大阪府豊中市社会福祉協議会「豊中あぐりプロジェクト事業について」
「豊中あぐり」は都市型農園を拠点に人と人とのつながり、ふれあい、認め合い、支え合う共有空間(コモンズ)を創造することで、社会参加(特に男性)を促進し、農業を通じて介護予防や社会参加を促進する場を提供している。 2016年3月から始まった政策、収穫された野菜は朝市や地産地消イベント、子ども食堂や生活困窮者支援の一環として提供。移動販売車「豊中あぐり動くマルシェ」を使って地域の高齢者に神聖な野菜を届ける活動も行っている。 こうした事業には、社会福祉協議会が主催し、プロジェクト運営委員会で運営体制を強化している。今後も地域との共生社会を構築していきたいと伺った。
◎兵庫県洲本市「再生可能エネルギーについて」
①「地域を良くするための脱炭素でなければならない」を基本理念として、放置竹林の課題解消に竹チップを主燃料とするバイオマスボイラーの整備を進める。また、燃料化だけでなく竹の利活用の推進(メンマや民芸品) ②菜の花エコプロジェクト 「域学連携」や龍谷大学との連携を紹介。再生可能エネルギーは地域活性化の一つ。複数の効果を生み出す再生可能エネルギーでなければならないことを伺った。
◎徳島県吉野川市「文化財(日本遺産・地域資源)について」
「四国遍路」「藍のふるさと阿波」が日本遺産に認定。構成文化財を魅力ある地域資源として観光や交流促進等に活用している地域創生の取り組みの紹介。次世代への文化継承を図るため、学校教育とも連携し、日本遺産「藍のふるさと阿波」に関する学びの機会を提供。 今後、文化財は主に保護・保存を中心とした取り組みに重点を置いてきたが、文化財を活かした地域活性化と文化財保護の財源確保を両立させる体制づくりが求められることを伺った。
◎徳島県上勝町「ゼロ・ウェイストについて」
ZERO WASTE=無駄、浪費・ゼロを目標に、①ゴミの収集車が走っていない ②細かな資源の分別 ③生ごみは全て家庭で処理を特色化し、上勝町のリサイクル率を80%以上になった。
新ゼロ・ウェイスト宣言(目標年2030年)では、①ゼロ・ウェイストで私たちの暮らしを豊かにします。②町でできるあらゆる実験やチャレンジを行い、ゴミになるものをゼロにします。③ゼロ・ウェイストや環境問題について学べる仕組みをつくり、新しい時代のリーダーを排出します。を重点目標に掲げている。
今後、花王㈱と連携し、使用済みの紙おむつをリサイクルをするシステムの実証実験を始め、廃棄紙おむつから水分を除去し、炭素を多く含む半炭化物に加工する仕組みで、体積を約20分の1に圧縮して回収の負担も軽減できることを伺った。
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