お知らせ
帯状疱疹について
帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は70歳代で発症する方が最も多くなっています。
帯状疱疹ワクチンは2種類あります
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
生ワクチン(阪大微研) 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 | 組換えワクチン(GSK社) シングリックス | |
接種回数(接種方法) | 1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) |
接種スケジュール | ― | 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 ※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。 |
接種できない方 | 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 | 免疫の状態に関わらず接種可能です |
接種に注意が必要な方 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 | 筋肉内に接種をするため、 血小板減少症や凝固障害を有する方、 抗凝固療法を実施されている方は 注意が必要です。 |
他のワクチンとの同時接種・接種間隔 | 医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。(ただし他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください) | 医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。 |
帯状疱疹に対するワクチンの予防効果
生ワクチン(阪大微研) 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 | 組換えワクチン(GSK社) シングリックス | |
接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
接種後10年時点 | ― | 7割程度の予防効果 |
帯状疱疹ワクチンの安全性
・ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
・頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
主な副反応の発現割合 | 生ワクチン(阪大微研) 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 | 組換えワクチン(GSK社) シングリックス |
70%以上 | ― | 疼痛※ |
30%以上 | 発赤※ | 発赤※、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | そう痒感※、熱感※、腫脹※、疼痛※、硬結※ | 頭痛、腫脹※、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | そう痒感※、倦怠感、その他の疼痛 |
予防接種救済制度があります
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。
制度の利用を申し込むときは、予防接種を受けたときに住民票を登録していた市町村にご相談ください。
お問い合わせ
- 郵便番号
- 939-1395
- 住所
- 砺波市新富町1番61号
- 住所2
- 市立砺波総合病院 北棟2階
- 電話番号
- 0763-32-7062
- FAX番号
- 0763-32-7059
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