「神殿狛犬」の調査結果を報告書として公開しました！

公開日時：2024年02月06日 09時00分お知らせこのページを印刷する

砺波市内の神社に安置される「神殿狛犬」をくまなく調査した報告書をオンライン公開しました。

神殿狛犬のみに焦点を当てた報告書は県内でも初めてで、全国的にもめずらしい報告書です。

平成30年から市内153社を対象に調査を開始した「神殿狛犬」に関する報告書をデジタルミュージアム「砺波正倉」にて公開しました。

神殿狛犬とは

神社の境内の参道にある狛犬とは異なり、神社の本殿等で大切に安置されています。

参道狛犬は一般の方々でも神社で目にすることはできますが、神殿狛犬を見る機会はほとんどありません。

調査結果

市内153社を調査した結果、18対（阿行と吽行がそろった狛犬）と５体の神殿狛犬が確認されました。

狛犬の材質は木造のほか、石造や陶製、銅造のものもありました。

木造の神殿狛犬のなかでも、太田住吉神社のものには墨書で書かれた銘文が確認され、寛文３年（1663）に制作されたことがわかりました。

今後は制作年がはっきりとわかる太田住吉神社の神殿狛犬を定点として、大きさや形、特徴を比較することで神殿狛犬に関する調査が発展すると考えます。

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