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更新日時:2018年11月16日 17時00分

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[お知らせ]芳里家住宅が登録文化財に登録されました

公開日時:2020年10月20日 10時46分 このページを印刷する

平成31年3月29日、油田の芳里家住宅が、国登録有形文化財に登録されました。
お問合せは砺波市教育委員会の生涯学習・スポーツ課へお願いします。

砺波市堀内に所在する芳里家住宅が、平成31年3月29日、国登録有形文化財に登録されました。

今回登録されたのは、芳里家住宅の主屋、土蔵、長屋門の3件です

アズマダチ建築の文化財指定または文化財登録は、市内では平成10年の入道家住宅(県指定)以来2件目です。

市内の登録有形文化財は、小牧ダム(平成14年)、庄川合口堰堤(平成16年)に続いて3例目です。

 

※アズマダチ:西風が強いため東向きの民家で、切妻妻入りのもの。妻面には、梁、束柱、大貫を枡目状に組み、間を白壁にしたもの。

 

 

芳里家住宅主屋

 明治14年(1881)頃建築、明治43年(1910)・平成25年改修

 主屋は間口の広い切妻造桟瓦葺妻入の平屋建で、アズマダチ建築の典型例。

 もともとは茅葺きで、明治43年に小屋組を改修して瓦葺とし、角屋を増築、北に土間、南に四列に室を配し、南側面西端に角屋を増築し、座敷を設ける。

 ヒロマは砺波地方独特のワクノウチヅクリで、ウシと呼ばれる横梁をはじめ、部材は全てケヤキの漆塗りである。

 

 ※ワクノウチヅクリ:冬の積雪に耐えるため、太い柱と梁とを組み合わせた構造

 

芳里家住宅土蔵(どぞう)

 明治6年(1873)建築、昭和16年(1941)改修 

 主屋背面に建つ家財蔵。置屋根式の切妻造桟瓦葺で、東面中央に扉口を開く。外壁は漆喰壁で腰モルタル洗い出し仕上げとし、軒に鉢巻二段を廻す。内部は上下階とも一室で、床板敷、壁横板張、垂木小屋組とする。県内では珍しい、校倉形式の柱の無いセイロ組み構造である。

 建築年代は二階窓板戸の墨書銘「明治六年六月建立」による。蔵前は平成18年に建て替えしたもの。

 

芳里家住宅長屋門(ながやもん)

 明治43年頃建築、平成28年改修

 切妻造桟瓦葺の平屋建で、中央寄りに開く門口の北側に二室を配し、門口内の南面と西面北半に各出入口を設ける。

 門口は鏡柱と冠木を組んで両開き板扉を備え、冠木上の出梁で軒桁を受ける。旧家の風格ある表構えを形成している。

 

 

  

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