「親子体験教室”屋敷林とアロマ”」を開催しました
令和7年8月19日、「親子体験教室”屋敷林とアロマ”」がとなみ散居村ミュージアムで開催され、市内の小学校に通う3~5年生と保護者6組12名が参加しました。
この体験教室は、「若い世代の親子が砺波の散居景観や屋敷林の良さを確認しその保全について意識づけする」ものとして、平成28年度から実施し、今年で8回目の開催となりました。
①剪定枝の精油抽出体験
まずは、散居村ミュージアム内に生えている杉の樹を剪定するところからスタート。
当日は暑い日でしたが、皆で一生懸命剪定し、カゴいっぱいの枝が集まりました。
その後、水蒸気蒸留法と呼ばれる方法を使って剪定枝から精油を抽出する様子を見学しました。
※水蒸気蒸留法とは…
お湯を熱し、樹木の間に蒸気を通して香りを吸着させた後、香りが吸着した蒸気を冷却管で冷やし、「精油」と「芳香蒸留水」に分離させる蒸留方法です。
しばらくすると、部屋の中が杉の香りでいっぱいになりました。





②安念館長による散居村のお話
砺波の散居村の成り立ちや屋敷林について、散居村ミュージアムの安念館長からお話を聞きました。
今から500年程前に、庄川が流れを変えたことによって地形が変わり散居村ができたことや、屋敷林では風雪から家を守るために南西側に樹木が植えられていること等を学びました。

③アロマバスボム作り
アロマオイルを使ったバスボム(入浴剤)を作りました。
作り方は、クエン酸や重曹等を混ぜ合わせたものに、精油を垂らしてボールの形に握ったら完成です。
たくさん種類があるアロマオイルの中から自分が1番好きな香りを選び、オリジナルのバスボムが出来上がりました。(ミュージアムの杉の枝から抽出した精油も使用しました。)



参加者の方からは、次のような感想をいただきました。
・木の枝を切った時に疲れたけど、アロマのバスボムを作ったときにいい香りになって良かったです。
・立山スギは今日採ったからすごく匂いがしてお風呂で使うのが楽しみです。
・また参加したいと思いました。
今回の親子体験教室を通じて、散居村の魅力や屋敷林の大切さを少しでも感じていただけたなら嬉しく思います。
ご参加いただいた皆様、暑い中本当にありがとうございました。
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