新砺波図書館では、地中熱を空調設備に利用します。 (^^)/

<地中熱利用について>

 地中熱とは、地表からおおよそ地下200mの深さまでの地中にある熱のことを言います。

 深さ10m以深の地中温度は季節に関わらずほぼ安定しており、
その地域の平均温度より少し高い程度(17℃程度)となっています。
 その安定した熱エネルギーを地中から取り出し、冷暖房・給湯・融雪などに
利用することを 「地中熱利用」 と言います。 ( ..)φメモメモ

 新砺波図書館では、地中熱を開架エリア等の市民の皆さまが利用されるエリアの空調設備として活用し、
エネルギーの有効活用による低環境化(CO2削減)とともに、地域の方々への環境啓蒙の広がりを目指しています。
※ この事業は、「二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金(再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業)」(環境省)の補助金を活用しています。

昨年度、当該地にてサーマルレスポンステストを実施し、
地中熱利用に充分な効果を得られる地盤特性値を得ました。

 採熱方式(地中熱交換器)は、
ボーリング孔にUチューブを設置し、そのUチューブにて地熱を採熱・放熱を行う「クローズド型・ボアホール方式」としました。
 地下水を取水しないことから、地盤沈下等の近隣への影響はありません。

新砺波図書館内では、地中熱利用システムの概要や省エネ効果を映し出すモニターを設置し、
地中熱利用についての理解を深めていただくとともに、その効果をリアルタイムに発信していきます。<(_ _)>