庄川と散居がおりなす花と緑のまち 砺波市

更新日時:2022年03月16日 23時33分

印刷する
明るさを変更
Foreign Language
Twitter Instagram Youtube LINE 砺波旅

緊急情報

フォトライブラリ

利用規約

市内の風景等を自由にダウンロードできます。ご利用にあたっては利用規約を必ずお読みください。

絹本著色両界曼荼羅図 

公開日時:2011年05月17日 08時51分 このページを印刷する

絹本著色両界曼荼羅図(けんぽんちゃくしょくりょうかいまんだらず)

昭和56年1月22日・県指定
砺波市芹谷

 千光寺所有の両界曼荼羅図は、構成や諸仏の形姿が儀軌(ぎき)に忠実で、諸尊の輪郭を黒線で描き、白群青、朱群青、胡粉(ごふん)、緑青(ろくしょう)、黄土などの岩絵具などで濃く彩られ、小仏像も丁寧に描かれており、技法もすぐれています。
 両界曼荼羅は、大日経、金剛経の両部大経が説く密教の最高理念を、大日如来を中心にあまたの諸尊を画像化することによって絵画的に表現したものです。その構成は慈悲の面から開示する胎蔵界曼荼羅図と知徳の面から説く金剛界曼荼羅図から成っています。
 弘法大師空海が中国で眞言七祖恵果から伝授された現図曼荼羅の図様を小形化し継承したもので、真宗が広く普及している富山においては、宗教文化の象徴として重要なものです。
 両図とも縦88.6cm、横74cmと、やや小幅で二幅の絹を中心で継ぎ合わせた掛軸であり、後世の補筆もほとんどなく技法もすぐれ、保存状態も良好で、制作年代は鎌倉末期と推定され、県内の両界曼荼羅としては最も古いものです。

地図(地図)

地図左縮尺メモリ上部の+(プラス)マークをクリックすると地図が拡大されます