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(97) 冬涸れの 庄川跨ぐ雄神橋
公開日時:2017年10月19日 15時11分 このページを印刷する
見渡す限り雪の原、真冬の庄川の顔である。冬の川は水も涸れて、遠慮がちに北方へ流れている。東西に川を跨いでいる雄神橋も、心なしか細々と冬の寒さに縮んでいるようだ。今から120年あまり前の明治10年頃、右岸の弁財天島から舟渡場が設けられた。しかし、常に川の氾濫におびやかされ、明治39年、地元雄神の発起人たちの努力で「庄金剛寺橋」(有料)ができたが、43年に流失した。大正9年架け替え、昭和29年新設と、大河庄川に弄ばれていたが、昭和35年9月、幅 6m、長さ244m、鉄筋コンクリートの永久橋になったのが今日の雄神橋である。
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