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(60) 分水のドンドが響く 種どころ
公開日時:2011年06月23日 10時42分 このページを印刷する
種田地区は、200年以上の歴史をもつ水稲種子の生産地区として、品質、生産量ともに日本一を誇っているところである。これは、豊かな水と、夜露を払う庄川嵐という自然の条件に加え、採種技術の向上につとめた先賢の努力によるものである。古上野のドンドは、中野発電所のタービンを廻した水が、種どころの田をうるおし、ここへきて、ドンドドンドと水音を響かせる。この水は、出町六ヶ用水と鷹栖口用水に分水されて、やがて小矢部川へと流れていく。なお、平成12年の庄川町全体の稲種収量は、1,690tで、品種は46品種にわたり、出荷先は北海道以外の全地域に及んでいる。
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