総務文教常任委員会において行政視察を実施しました
令和5年11月13日から15日にかけて、総務文教常任委員会において行政視察を実施しました。
11月13日(月)
◎兵庫県小野市
視察項目 1.「夢と希望の教育」について
東北大学の川島隆太教授を教育行政顧問とし、独自の「脳科学と教育」を理念とする教育事業『夢と希望の教育』を、平成17年から深化充実させながら継続的に推進していた。
「おの検定」「16か年教育」「小学校高学年の教科担任制」「ICT教育の推進」「理数教育の充実」「小学校英語教育の推進」「コミュニケーション能力の育成」など、教育の目標を明確にし、先進的な教育を展開していた。
視察項目 2.「小中一貫教育」について
教育の充実をめざし、平成28年4月に制度化。市内全校区で小中一貫教育を推進している。9か年の教育目標『15歳の姿』を共有し、発達に応じた教育を展開していた。児童生徒の学力向上、生徒指導のより一層の充実を図っていた。
11月14日(火)
◎岡山県笠岡市
視察項目1.「子育て世帯包括支援センター」について
妊娠期から子育て期までを切れ目なく支援することを目的に、子育て支援課内に平成30年12月設置。愛称は「ホットハグ」。ホットには「ほっと一息つける場所」の想いが込めてあるとのこと。
主な業務は、①計画的な情報把握②妊娠・出産・育児に関する情報提供と相談支援 ③支援プランの作成及び評価 ④関係機関(医療、生活保護、経済的困窮等)との連絡、調整、ネットワークづくり ⑤妊産婦等の支援 ⑥母子健康手帳システムに関すること。
また、妊娠期~乳幼児期の健康管理が出来るウエブサービス「kasaokaすくすくログ」を配信。乳幼児健診等の案内や,月齢に応じた育児に関する情報をタイムリーに発信。視察時点で931名が登録済みとのことでした。
視察項目2.「移住定住促進の取り組み」について
定住促進センターは、いわゆる定住促進、調整を行う機関という位置づけ。子育て支援、教育、インフラ整備、企業誘致などを含め、総合的にやってこそ定住促進につながるとの認識で活動しておられた。
平成28年度の社会動態は△400人。令和4年度は△122人で、改善傾向にあるとのことでした。
◎岡山県浅口市(市立六条院小学校)
視察項目 「地域資源を活かした教育の推進」について
六条院小学校の教育キーワードは、次の二点。
・自ら考え行動する子(知)「校内研究の充実、基礎学力の定着、家庭学習の工夫」
・思いやりの心で助け合う子(徳)「児童会や学校行事、コミュニティスクール」
コミュニティスクール(地域での体験学習)の概要は次のとおり。
・桃作りと稲作からスタート
・特徴は、次の3点。
①目標・ビジョンを共有した協働活動
②当事者意識・役割分担の明確化
③持続可能な地域連携体制の構築。
・導入した学校区では学校・家庭・地域が共通の認識と課題(ビジョン)を持つ必要があり、「熟議」(熟慮と議論)をワークショップ形式で行っている。
11月15日(水)
◎岡山県総社市
視察項目1.「教育特区(英語教育)」について
・平成26年から、山田、昭和、維新の3地区で「英語教育特区」がスタート。
・対象地区の幼稚園、小学校、中学校が連携し、一貫性のある特別な英語教育を提供。
・小中学校には、経験豊富な外国語指導助手(ALT)が配置され、授業だけでなく日常生活でも触れ合いがある。
・幼稚園ではALTが勤務する日は、遊びや生活の中で触れ合える。
・豊かなコミュニケーション能力と国際的視野を身につけた人材育成となっている。
視察項目2.「地域づくり自由枠交付金制度」について
・平成26年からスタート。
・様々な地域の団体に対し、複数の課から補助金を交付してきたが、申請手続きが煩雑であり、地域の窓口となる「地域づくり協議会」を設ける仕組みづくりを行った。
・小学校区ごとに地域づくり協議会が発足され、要綱や運用マニュアルを改正。
・総社市の町内会等の組織が400以上あり、中学校区単位であれば大きすぎたので、小学校区単位にしたとのことでした。
令和5年11月13日から15日にかけて、行政視察を実施しました。
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