11月21日に「いきいき百歳体操交流会」を庄川学習センターで開催したところ、日頃体操に取り組んでいる住民の方７２名が参加されました。

砺波市役所市民課の中川保健師より「砺波市ってこんなところ～高齢者の健康課題を地域ごとに見てみましょう～」と題して、百歳体操をすることで得られる効果や健康作りのポイントについての講義がありました。

各グループで行ってきた過去7年分の体力測定の結果から、長く体操を続けている方は良い結果を出しやすいことがあげられ、高齢者の健康づくりのポイントである「生活習慣病の重症化予防」「フレイル（健康な状態と要介護状態の中間）予防」に百歳体操が効果的であるということをお話しいただきました。

砺波市健康センター中山歯科衛生士より「口腔フレイルについて」をテーマに、かむ力や飲み込む力、舌の動きが悪くなることで、食事だけでなく話すための機能も衰え、全身のフレイルの進行につながることが説明されました。参加者の皆さんは自身の口腔の状況について危険度チェックリストを使って確認した後、「健口体操」としてお口の体操をして盛り上がりました。

株式会社ライフフィットの健康運動指導士　和田 千恵子氏を講師に迎え、百歳体操で行う動きのポイントを指導していただきながら、一緒に体操を行いました。講師からは体操に取り組む前の姿勢をつくることが大事であり、「世の中の椅子には背もたれはないと思って」「足は大地につけて」など明るい指導に、みなさん笑いながら楽しく体を動かしていました。

交流会の開催は3年ぶりであり、久しぶりに参加者同士で集まり交流することができたことで、今後のいきいき百歳体操継続に向けたモチベーションが高まりました。