[お知らせ]砺波市洪水ハザードマップを見直しました
平成27年の水防法改正に伴い、国土交通省、富山県が管理する河川について「計画規模」から「想定し得る最大規模」の降雨に条件を拡大した「洪水浸水想定区域図」を公表しました。
これを受けて、砺波市では、洪水時における河川の破堤・氾濫などの水害時における人的被害を軽減するため、浸水が想定される区域、避難所、避難する心得などをマップに分かりやすく表示することにより、避難方法などを住民へ適切に周知するとともに、平常時から防災意識の向上と被害軽減行動を促進することを目的として、平成20年3月に作成しました「砺波市洪水ハザードマップ」の見直しを行いました。
洪水ハザードマップの構成は、表面が市内21地区を8地区に分けた地区詳細図、裏面が市全体図の両面となっています。
1 平成20年度との相違点
(1)対象河川
平成20年度 3河川(国:庄川 県:旅川、岸渡川)
平成30年度 9河川(国:庄川、小矢部川、渋江川、
県:小矢部川、旅川、岸渡川、横江宮川、黒石川、祖父川)
洪水予報河川及び水位周知河川に指定した河川を対象としています。
(2)規模・雨量
平成20年度 計画規模
雨量 庄川 368mm/48時間
小矢部川 225mm/24時間
平成30年度 想定し得る最大規模
雨量 庄川 655mm/48時間
小矢部川(津沢地点)415mm/12時間
(3)浸水区分
平成20年度 4段階(0.5m未満、0.5m~1.0m未満、
1.0m~2.0m未満、2.0m~5.0未満)
平成30年度 6段階(0.5m未満、0.5m~3.0m未満、
3.0m~5.0m未満、5.0m~10.0未満、
10.0m~20.0未満、20.0m以上)
一般的な家屋の1階床高に相当する0.5m、2階床下に相当する3.0m、
2階が水没する5.0mなど国が定める区分を表示しています。
(4)避難所
平成20年度 228施設うち利用可能189施設
平成30年度 242施設うち利用可能158施設
浸水深0.5m以上の区域が拡大したことにより、利用可能施設が減少しています。
2 見直しにより新たに表示する内容
(1)早期の立退き避難が必要な区域
この区域は、1.0m以上の浸水、河岸浸食、家屋倒壊などをもたらすような氾濫が発生
するおそれのある区域になります。
自宅周辺がこの区域内の場合は、早期の避難が必要になります。
(2)要配慮者利用施設
浸水深が0.5m以上(床上浸水)と早期の立退き避難が必要な区域にある社会福祉
施設、学校など、主として防災上の配慮を要する方が利用する施設を表示しています。
この施設の管理者は、避難所や避難経路などを記載した「洪水時の避難確保計画」を
作成することになります。
(3)河川監視カメラ・水位計
国土交通省の「川の水位情報」のホームページで公開している位置と名称を表示して
います。
河川監視カメラ画像では、庄川の流れの現状を、水位計では、庄川の断面図、水位グラフ、
観測値一覧を表示していますので、避難するときの参考としましょう。
3 洪水ハザードマップの使い方
(1)自宅の位置を確認して印をつける
自宅がどのくらい浸水するおそれがあるのか、また地すべりなどが発生する危険がないか
を確認しましよう。
(2)自宅周辺の避難所を確認する
自宅から近く、利用が可能な避難所を確認しましょう。
(3)避難経路を検討する
自宅から避難所までの安全な避難経路を2つ以上探しましょう。
アンダーパスや地すべりなどが発生するおそれのある危険な箇所は、通らないように
しましょう。
(4)避難経路を実際に歩いてみる
避難所までに必要な時間を把握しましょう。河川や水路などの危険な場所も確認
しましょう。
(5)わが家の避難地図に自宅から避難所までの経路を書きましょう
日頃から洪水ハザードマップの内容をよく確認し、自宅周辺の危険な場所を把握
しておきましょう。
定期的に家族や地区で話し合い、避難方法などを確認しておきましょう。
洪水ハザードマップは家族が分かりやすい場所に掲示し、地区の避難訓練に利用
するなど、災害発生時に対応できるようにしましょう。
4 避難するときの注意事項
(1)少しでも危険を感じたら、自らの判断で速やかに避難しましょう。
(2)浸水が想定される区域のみなさんは、最寄りの利用可能な避難所へ避難しましょう。
(3)浸水により動けなくなるおそれがあるので、車での避難はやめましょう。
(4)逃げ遅れたときは、垂直避難(2階以上)し、救助を待ちましょう。
(5)日頃から非常持出品を準備し、避難時に持ち出せるようにしましょう。
5 その他
(1)雨の降り方によっては、洪水ハザードマップに示されない場所でも浸水があり、浸水深も
深くなる可能性があります。
(2)国や県が作成した図面の浸水想定の条件では、庄川上流の雨量、上流のダムの放流や
用水路氾濫の影響は考慮されていません。
上流域で集中豪雨が続くときなどは、十分な注意が必要となります。
(3)洪水ハザードマップは、洪水に対して作成しているため、地震では利用できませんので
ご注意ください。
(4)前回、平成20年度に作成しました砺波市洪水ハザードマップは、雨量は計画規模で
あり、避難所も浸水深により利用できない施設があるため、ご利用できませんのでご
注意ください。
(5)要配慮者利用施設一覧の「№18チャレンジハイツⅠ」が廃業しましたので、欠番と
となります。
また、「№19チャレンジハイツⅡ」の名称が「チャレンジハイツ」に変更となり
なります。
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