風しんに気をつけましょう
現在、例年と比べて関東地方で「風疹」の患者報告数が多くなっています。8月は多くの人が往来されることから、今後全国的に感染が拡大する可能性があります。風疹にかかった方の多くは30代から50代の男性が占めていました。
妊婦や妊娠の可能性のある方については、胎児の「先天性風疹症候群」のおそれもあるため、周りの人から感染しないよう十分な注意が必要であり、職場や家庭での感染防止も大切です。
風しんは、風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。潜伏期は2~3週間で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。 風疹ウイルスは患者の唾液のしぶきなどによって他の人にうつります。従来、子ども(1~9 歳頃) に多く発生が見られましたが、近年は多くが、成人男性が風疹にかかっています。
先天性風疹症候群とは?
妊婦、とくに妊娠初期の女性が風疹にかかると、赤ちゃんにも感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなど「先天性風疹症候群」という病気にかかってしまうことがあります。
風疹の予防はワクチン接種で!
風しんの予防方法は、ワクチン接種をすることです。麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を、「定期接種」として受けることが予防接種法で定められています。また、定期接種以降でも、「風しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない方」は、かかりつけの医師にご相談ください。
予防接種法に基づく麻しん風しん(MR)予防接種の対象者
第1期対象者 : 1歳児、 第2期対象者 : 年長児(小学校入学前1年間の小児)
*対象期間を過ぎると任意接種(有料)となります。忘れずに予防接種を受けましょう。
*今までに「風しんにかかったことが明らかでない」、「風しんの予防接種を受けているか不明」な方
特に30代から50代の男性で風しんにかかったことがない方、風しんの予防接種を受けていない方、どちらも不明な方は、是非とも予防接種をご検討ください。 また、富山県では風しん抗体検査を無料で実施しています。
※特に昭和54年4月2日~平成7年4月1日生まれの男女は接種率が低く、昭和54年4月1日以前生まれの男性は子どもの頃に定期接種のチャンスがありませんでした。
*妊娠を希望される方や妊娠する可能性の高い方の感染を予防するために
あらかじめ予防接種で風疹に対する免疫を付けておくことが重要です。(妊娠中は風疹の予防接種が受けられません。また、接種後2か月は妊娠を避けることが必要です。) 家族の方は、本人だけでなく周囲の人も予防接種で免疫を付けて、妊婦を風しんの感染から守ることが大切です。
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