お知らせ
飲食店等における「食べ残し」を削減しましょう!
公開日時:2017年06月14日 16時37分
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日本では、本来食べられるにもかかわらず廃棄される「食品ロス」が年間約621万トン発生しており、このうち、約339万トンが食品産業等から発生しており、飲食店等における食べ残しによるものが相当程度を占めています。下記の事項に留意し、食品ロスを削減するよう心掛けましょう。
食べきりの促進
(1)消費者の方へ
①飲食店等で食事をする場合
- 出来立ての最も美味しい状態で提供された料理を食べましょう。
- 自分自身の食べきれると思う量を注文するようにしましょう。
- 小盛りや小分けメニューを上手に活用し、こうしたメニュー設定のあるお店を選ぶことを考慮しましょう。
- 食べ放題のお店では、無理をして皿に盛ったり、食べ残すのはやめましょう。
②宴会や結婚披露宴等の場合
- 企画側であれば、参加者の嗜好や年齢層、男女比を考えながら食べきれる量に配慮してお店やメニューを選択しましょう。
- お店を予約する際は、こうした参加者の情報をお店側に事前に伝えましょう。
- 食事に集中する時間を作りましょう。例えば、乾杯後の30分間は、出来立ての料理に集中して食べることや、お開き前の10分間は食べ残しをしないよう幹事が声を掛ける等、料理を食べきるようにしましょう。
(2)飲食店の方へ
- お客の食べ残しは廃棄することになり、飲食店にとっても損失となります。食べきっていただくように料理を出すタイミングや、客層に応じた工夫をしましょう。
- お客が、食事量の調整、選択ができるように、小盛りや小分けの商品をメニューに採用しましょう。
- 宴会等、大量の食事を準備する際には、食べ残しが発生しないよう幹事と食事量やメニューを相談しましょう。
- 宴会等において、お客が食べきったらサービス券を配付するなど、食べきることに利点を感じてもらうことも方法の一つです。
食べ残し料理の「持ち帰り」は自己責任の範囲で
食べ残し料理は提供後すぐの状態の料理と比較し、食中毒リスクが高まります。食べ残し料理を持ち帰る場合は食中毒リスクを十分に理解したうえで、自己責任の範囲で行うようにしましょう。
(1)消費者の方へ
- 持ち帰りは、刺身などの生ものや半生など過熱が不十分なものは避け、帰宅後に過熱が可能なものにし、食べきれる量を考えて行いましょう。
- 自ら料理を詰める場合は、手を清潔に洗ってから、清潔な容器、箸などを使って入れましょう。また、水分はできるだけ切り、早く冷えるように浅い容器に小分けしましょう。
- 料理は暖かい所に置かないようにしましょう。
- 時間が経つにつれ、食中毒のリスクが高まるので寄り道をしないようにしましょう。また、帰宅まで時間がかかる場合は、持ち帰りはやめましょう。
- 持ち帰った料理は、中心部まで十分に再加熱し、できるだけ速やかに食べるようにしましょう。
- 少しでも怪しいと思ったら、口に入れるのはやめましょう。
(2)飲食店の方へ
- 持ち帰り希望者には、食中毒のリスクや取扱方法等、衛生上の注意事項を十分に説明しましょう。
- 持ち帰りには十分に加熱された食品を提供し、生ものや半生など過熱が不十分な料理は、希望者からの要望があっても応じないようにしましょう。
- 清潔な容器、箸などを使って入れましょう。水分はできるだけ切り、残った食品が早く冷えるように浅い容器に小分けしましょう。
- 外気温が高いときは持ち帰りを休止するか、保冷剤を提供しましょう。
- その他、料理の取り扱いについて、注意書きを添えるなど、食中毒等の予防をするための工夫をしましょう。
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農林業
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