１歳未満の乳児に、ハチミツを与えないでください

公開日時：2017年04月19日 16時12分このページを印刷する

乳児の保護者のみなさまへ
～乳児ボツリヌス症予防のため、１歳未満の乳児にハチミツを与えないでください～

乳児ボツリヌス症は１歳未満の乳児にみられる疾病です。主な原因食品はハチミツであり、乳児ボツリヌス症の予防のため、１歳未満の乳児にハチミツを与えないでください。

【乳児ボツリヌス症とは】

大人は、ボツリヌス菌を食べても消化されるため毒素を発生させることはありません。しかし、１歳未満の乳児は消化器官が未発達のため、ボツリヌス菌が消化されずにボツリヌス菌が増殖し、毒素を出します。そのため、便秘、筋力の低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、神経麻痺といった重篤な症状などを引き起こします。

ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死滅しません。（１２０℃４分以上、またはこれと同等の加熱殺菌が必要です。１００℃程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。）

ハチミツ自体はリスクの高い食品ではありませんが、ボツリヌス症の予防として１歳未満の乳児にハチミツを与えないようにしましょう。

また離乳食は、お子さんの発育・発達の状況にあわせてすすめていきましょう。

参考：平成１９年３月厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課

　　　授乳・離乳の支援ガイドにおける記載

　　　「ハチミツは乳児ボツリヌス症予防のため満１歳までは使わない。」

＊離乳食について知りたい・悩んでいる保護者のみなさまへ＊

　砺波市健康センターでは、離乳食の進め方や保護者の方に離乳食の試食を提供し、食形態を確認していただく機会として「６か月児もぐもぐ教室」を毎月実施しています。日程等については、健康カレンダーや広報となみに掲載しておりますので確認していただき、ぜひご参加ください。

　また、育児相談においても離乳食の相談を受けておりますのでご利用ください。

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