蕭姫プロジェクト金沢城編6

今回、蕭姫の実家、金沢を訪れて感じたこと。
まずは本当に加賀の文化はゴージャス!しかしその反面、この巨大な藩を運営していくことへの大変さを感じました。
表向きは幕府に従順な姿勢を取りつつ、独自に財源を模索し、地場産業を創設し、盛り上げていく、内政をしっかり運営していた様子がうかがえます。加賀藩は波はあるとは思いますが財政が破たんしたしたという話はありません。それこそ「換算者」と呼ばれた利家の影響があるのではないでしょうか?それと多少のいざこざはあったとしても幕府から目をつけられるような御家騒動は幕末まで起こっていません。ここにおいても利家夫妻が家族、家臣を大切にする家風が脈々と受け継がれているからではないでしょうか?その父母をみて育った蕭姫も夫、光重を盛り立て、家族を大切にした女性であったと思わずにはいられません。夫が不在の中、増山城をしっかり守ることができたのは、母親のまつをみて育った蕭姫だからこそと思います。その場所に行って感じるものはやはり特別です。今後は七尾の方へ、野田山、宝円寺の方へも出向いてみたいと思います。
今年も蕭姫プロジェクトを引き続き、続けていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

曲輪の会事務局 柄崎