「富山県いきいき文化財博士」研修会発表

今日、曲輪の会にとってまた新たな展開となる良き1日となった。
曲輪の会の活動が注目され、富山県下の文化財に関わるボランティア活動を行っている方々100名を対象に日頃の活動を研修会で発表してほしいと依頼があり、本日、会長以下、会員数名で発表を行った。
依頼があった時は、「よっしゃ」という思いが込みあげてきた。日頃、やっていることが、人から評価をされるのは嬉しいこと。
この機会にまた新たな繋がりを築けることに思いが膨らんだ。
会場では足軽の格好をした会長の法螺貝に始まり、(このアトラクションはいつもの事だが、今の時代ではまさに斬新)会長からビンビンと我が会の活動の紹介があった。
その中で会員が充足感(楽しさ、やりがい)を感じて活動をすることが会を発展させる要諦と言われたが、これに同感する。
質疑応答で私からボランティア養成講座や城攻めの事について話をしたが、言い忘れたことがあった。
それは山城についての魅力。
城攻めについては簡単に話をしただけたが、普通はマニアがやっている事と偏った見方をされがちだと思う。
山城は人知れずひっそりと現代人からはその存在、価値、歴史を忘れさられようとしている。
そこに実にもったいないような気がしていて、数百年前にはそこでは先人達の営み、政治、経済などの活動が行われていた筈である。過去の歴史があって今の自分があるわけで、それを無視するわけにはいかない。
ましてや古代の遺跡と違って発掘しなくても身近に手軽に見聞できるわけだから、これを見逃すのは非常にもったいないと感じる。
このような思いから今後も増山城の魅力を伝えて行きたいと思う。

曲輪の会 長江