☆5月のラジオで紹介した本です☆

毎月第3木曜日は、
FMとなみ【76.9㎒】さん
砺波図書館からおススメ本の紹介をしています。
図書館のコーナーは12:20ごろ~(再放送17:30~)です♪

最近の話題・お知らせ

★【ブックリスト】「フルフルNo.29」を発行しました!

砺波市立図書館のスタッフが、「ココロふるえる本」を
年代別におすすめするブックリストです。
No.29は「幼児向け」として10冊選びました。

これからのイベント

英字新聞を読む会
日 時:6/4(水)10時10分~11時30分
場 所:砺波図書館 第1会議室

参加費:無料
申 込:必要(定員10名程度)

持ち物:筆記用具、英和辞書

ボランティアの方といっしょに、辞書を片手に
英字新聞を読む会です。
今年度も3回程度不定期に開催を予定しています。
 
ジャパンタイムズ紙の日本の話題についての記事や、
ニューヨークタイムズ紙の海外ニュースやオピニオン記事を、辞書を片手に読んでいます。
英語や海外ニュースに興味のある方、どなたでも大歓迎です♪


砺波市立図書館友の会講演会「富山の自然を撮り続けて」
日 時:6月15日(日)14:00~15:30
場 所:砺波図書館 多目的会議室
申 込:必要
参加費:無料


KNBニュースの名物コーナー「旬景とやま」の
カメラマン・濱谷一郎さんに講演していただきます。
講演の中では濱谷さんのこれまでの作品も紹介していただく予定です。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

話題の本・企画展示の紹介

フルフル★
『おじいちゃんのくしゃみ』
阿部 結 作・絵 福音館書店



いつも大迷惑なおじいちゃんの大きなくしゃみ。
女の子が絵を描いていると、作品もクレヨンも飛び散ってしまいます。
でもおじいちゃんは、じつはすごいことができるくしゃみだと言います。
くしゃみの勢いで、木の上のりんごを落とせるし、猛獣を追い払えるし、
なんと空を飛んでどこにでも行けるのだそう。
女の子は信じませんが、なんとおじいちゃんは大きなくしゃみをしたかと思うと、
空高くどこかへ飛んでいってしまいました。
見返しまで楽しめる絵本です。
★一般向け
『大人になっても読みたい!少女小説
「少女小説」は、1980年代から多くの作品が発表され、
今40~50代の女性たちが、夢中になって読んだコバルト文庫などのレーベルは、
今大人向けの「集英社オレンジ文庫」として新たな読者を獲得しています。
少女向けの雑誌・レーベルより発表された作品や、
最近ではライトノベルの一分野ともなっていますし、
そこでデビューした作家がその後、別の分野でベストセラー作家になったり、直木賞作家となることも。
比較的ライトで読みやすいことや、ドラマ化やコミカライズされることが多いことも、人気の要因と思います。

少女小説のなかの一ジャンルともいえる“陰陽師”をテーマにした
『陰陽師とは何者か うらない、まじない、こよみをつくる』国立歴史民俗博物館∥編  小さ子社
という本もあります。


 
『大人だって読みたい!少女小説ガイド』
嵯峨 景子・三村 美衣・七木 香枝∥編著


少女小説というジャンルの確立された時期から、
今もベストセラーになっているライトノベルの内容やあらすじなどを紹介しています。

今の少女小説は、専門的な仕事をテーマにしていることも多く、
働いている女性や大人たちの悩みや心をひきつけているのではないかと思います。
 
今人気でアニメにもなっている『薬屋のひとりごと』、『後宮の烏』という後宮をテーマにしたものや、
ドラマになった『これは経費では落ちません』を書いた青木祐子の
『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』も所謂専門職がテーマになっています。
ファンタジーや歴史、ミステリーというジャンルの中に、
いろいろな職業や専門知識を織り込んでいるのもこのジャンルの魅力です。
 


『小公女たちのしあわせレシピ』
谷瑞恵/著 新潮社


契約社員の野花つぐみは、お菓子レシピが隠された『小公女』の古書を見つける。
それはホテルを住み処とし、本名も故郷も過去もすべて謎のまま亡くなった老婦人、メアリさんの遺品。
彼女の遺した英米児童文学の本には、物語に出てくるお菓子のレシピが挟み込まれていた。
過去の記憶を失い、どこの誰であるか、自分自身でさえわからなかったメアリさん。
途方もない絶望のなかにいた彼女を救った、つぐみの祖母である潔子さんだった。
 
  「ぶどうパン」「トライフル」「アブラミのお菓子」……
つぐみの本探しと菓子作りはやがて、簡単にやり直せない過去を抱えた人々との優しい縁を結び始める。
じんわり涙がこぼれる6つの連作集。