☆1月のラジオで紹介した本です☆

毎月第3木曜日は、
FMとなみ【76.9㎒】さん
砺波図書館からおススメ本の紹介をしています。
図書館のコーナーは12:20ごろ~(再放送17:30~)です♪

最近の話題・お知らせ

特別整理休館について
砺波図書館は、蔵書の点検及び整理のため、
2/3(月)~12(水)の期間、休館となります。
 
予約が準備できている本、休館前に借りたい本は、
2/2(日)までにご来館ください。
 
期間中、電話・メールでの予約やお問い合わせは受付できませんが、
HPからのインターネット予約は受付しています。
また、庄川図書館は通常どおり開館しています。

これからのイベント

図書館 DE ボードゲーム 新着おひろめ会!!
日 時:1/26(日)10時10分~11時30分
場 所:砺波図書館 多目的会議室

参加費:無料
対 象:年長~小学校高学年
申 込:必要(先着20名程度)


12月にボードゲームの購入費のご寄附をいただいたことから、
新たにボードゲームを購入しました。
1月の「図書館 DE ボードゲーム」で新着のボードゲームをおひろめします!
みんなで楽しみましょう♪

話題の本・企画展示の紹介

★児童向け
冬を楽しもう
砺波も雪化粧に彩られ、富山らしい冬になってきましたね。
図書館でも新しい企画展示「冬を楽しむ」をはじめました。
冬や雪をテーマにした絵本や児童書。
ウィンタースポーツを紹介した本。
冬におうちでできる編み物やお料理の本。
ちょっと早いですが2月の節分に関係した本。
などなどいっぱい楽しめる本をご用意しました。
長い富山の冬を本のパワーで乗り切りましょう♪
 
『かわいいパリのハンドメイド あみもの』
イルドガルド・ドゥーゾ∥著 ほるぷ出版

マフラーといった小物が中心なのですが、珍しいのがマグカップ・カバー!
子ども向きの本なのでフリガナもついています。
おうちでチャレンジしてみては?
 
『ふゆのようせいジャック・フロスト』
カズノ コハラ∥作 石津 ちひろ∥訳 光村教育図書

友達はみんな、冬ごもりの真っ最中。
コリンと犬のサミィは ふゆなんてだいきらいでした。
そんなときに現れたのが、冬の妖精ジャック・フロスト。
 
「ずっといっしょにあそべる?」 コリンが聞くと、
「うん。だけどぼくのまえで、はるのはなしはしないでね」
冬の話をしないように気をつけながら、いっぱい遊ぶコリン達。
ところがある日、春の花「スノードロップ」を見つけたコリンはついに春の話をしてしまいます。
ジャック・フロストは「らいねんのふゆ、またあおうねー!」と消えてしまうのでした。
★新着図書 児童向け
『つめたいこおりどんなかたち?』
細島 雅代(ホソジマ マサヨ)∥写真
伊地知 英信(イジチ エイシン)∥構成 文 岩崎書店

寒くなると、雪とは氷とは…と子供に説明することがあるかもしれません。
「水は冷えると凍る」という大人には当たり前の事実を、
なぜそうなるのか、そのメカニズムを分かりやすく説明してくれます。
子供にわかりやすく比喩や擬人化していることが、小さな子にはより伝わるようです。
 
またこの絵本が面白いのは、氷のかたちをいろいろ紹介しているところです。
雪の結晶の形はもちろん、霜や氷が作り出すかたち、伸びていくもの、とけていくもの。
いつか子供が見たときに「これだね」と分かるようになっています。
新着図書 一般向け
『昭雪夢往来』 木内 昇∥著  新潮社

『北越雪譜』という、江戸後期に発売された本があります。
表紙に雪の結晶が描かれています。
著したのは、今の新潟県南魚沼市塩沢で縮仲買商や質屋を営んでいた鈴木牧之。
江戸に商いに来ている時に雪を珍しがる人たちを見て、
雪国の暮らしのことを書こうと思ったそうですが、書いて本になるまで40年かかりました。
 
雪の成因・雪の結晶スケッチなどの科学的な分析から、
江戸などの暖かい地域「暖国」と雪国の違いの解説から始まり、
魚沼地域の名産品であった縮(ちぢみ)に関する話が描かれています。
後編は越後に伝わる様々な奇譚や方言が書かれており、
歴史的にも民俗的にも貴重な資料となっています。
 
物語はこの「北越雪譜」が山東京伝の目に留まり、
出板(板を削って版木をつくるから)することになったものの、
板元や仲介者の事情に翻弄され続けることとなり、
なかなか出版にたどり着けない長い道のりを描いています。
京伝、弟・京山、滝沢馬琴の視点からも描き、それぞれの事情と苦悩を描いています。
 
今も本を出版するまでには長い道のりがありますが、
この物語の芯には、書くとは何か、出版とは何か、が追求されています。
 
  大河ドラマもちょうど同じテーマを扱っているので、関心のあるかたはこちらもお楽しみください。