☆6月のラジオで紹介した本です☆

毎月第3木曜日は、
FMとなみ【76.9㎒】さん
砺波図書館からおススメ本の紹介をしています。
図書館のコーナーは12:20ごろ~(再放送17:30~)です♪
6月のイベント、お知らせ
砺波市立図書館友の会主催講演会
「放射線学者と考える平和について」

日時:6/18(日)14:40~16:00
場所:砺波図書館 多目的会議室
申込:必要(先着50名程度)
講師:鈴木文男氏(広島大学名誉教授・砺波市国際交流協会理事

講師の鈴木文男氏は、砺波市のご出身。
広島大学原爆放射線医科学研究所所長などを歴任され、
現在は砺波市で新屋敷地区環境保全向上推進議会のメンバーとして、
シバザクラの育成にも力を注いでいらっしゃいます。
当日は14:00~図書館友の会の総会を行い、その後講演会を開催します。


民具展示室×めばえの会 コラボおはなし会
日時:6/24(土)14:00~
場所:砺波図書館 第1会議室
申込:不要

庄東小学校内にある、砺波民具展示室から
絵本や昔話に登場する道具がやってきます。
おはなし会の後、道具の体験コーナーも楽しめます。

企画展示の紹介
大人もぞぞぞ!怖い話

7/26は「幽霊の日」だそう…。
そこで、大人も思わずぞぞっ!とする、怖~い話を集めました。
蒸し暑い季節を、怖い本でひんやりとすごしてみませんか?


「怖い話」の企画展示の中から紹介します。
夜眠れなくなっても図書館では責任が取れません…
自己責任でお読みください…ね

『夜市(よいち)』恒川光太郎∥著 角川書店

大学生のいずみは、アルバイト先の同僚で、高校の同級生だった裕司に
誘われて夜市に出かける。
裕司は小さい頃に夜市を訪れており、それが今夜も開かれることを
学校蝙蝠から聞いたという。

夜市は場所を変えて開かれ、参加できるのは一生に3回だけ。
ここでは望むものが何でも手に入ると言われるが、
買い物をするまで出られないというルールがあった。

幼いころに夜市に迷い込み、自分の弟と引き換えに
「野球の才能」を手に入れて元の世界に戻ってきた裕司は、
もう一度夜市へ行き、弟を買い戻したいと告げる―

『ゴースト・ハント』H・ラッセル・ウェイクフィールド∥著 東京創元社

著者は1920年ごろにイギリスで活躍した作家で、
幽霊もの作品で有名ですが、日本語訳されている作品は多くありません。
宮部みゆき編『贈る物語 Terror』にも別訳「幽霊ハント」で取り上げられていて、
実は知る人ぞ知るホラー作家です。

表題作の「ゴースト・ハント」は、
ラジオレポーターの一人称で綴られているのですが、
30人もの人間が自殺をしたという屋敷からの放送の途中、
いないはずの人と話をはじめたりと、
次第に狂気に陥っていく過程が
リアルタイムで伝わってくるホラーの名作なのです。
結末は、読んでからのお楽しみです…