☆4月のラジオで紹介した本です☆

「里山のシイナのほぼ片付け日記」
（里山のシイナ∥著）

「里山のシイナ」さんは、登録者10万人を超える人気急上昇中の「田舎暮らし系」YouTuberです。
田舎暮らしに憧れ、自然にあふれた里山の古民家を手に入れることを夢見た30代の夫婦が、
長野県飯田市に移住し、古民家を住めるように片付けていく過程を
YouTubeに公開していき、それが「癒される」と人気になりました。

この本では、動画では紹介されなかった部分、
例えば、購入した古民家の金額や、
「田舎暮らし」が続いた理由なども書かれています。

空き家バンクで、もともと２００万円だった家を、
中を片付けないことを条件に５５万円で手に入れ、
片づけには費用約６０万円、時間７００時間を費やしたそうです。

古民家を片付け続けるという、くじけそうな作業を続けられたのは、
片づけ中は別の住まいを用意していて、その拠点があったから。
よい環境を保ったまま、次の生活を整えることが
成功の鍵なのかも。

YouTubeを使いながら、豊かな自然の中で暮らしていく
モデルの一つになるかもしれません。

「〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁」
（養老孟司∥著）

医学博士、解剖学者でもある著者は、
大変な読書家としても知られています。
この本は、毎日新聞に書かれてきた書評からセレクトされています。

全体的には、自然科学分野の本が多く、
専門的ですが、新書や選書など、比較的読みやすい本も多いです。

後半は人文系の本も多く載っています。
養老先生を築き上げた一端に触れてることができますよ。
読書ガイドとしても面白いので、
ぜひ一読をおすすめします。