ランドマークになる大屋根の工事が完了!

国道156号に面する大屋根の雪止め金具の取付けが完了し、屋根工事も降雪前にひと段落です。
車を砺波インターから高岡方向へ走らすと、ランドマークになる大きな屋根が確認できます。

この屋根、かたがってない???

この大屋根は、台形のような形で、4辺の長さがそれぞれ異なります。
水下(よみ:みずしも 意味:側水勾配をつけたときの高さの低い方)側の辺(南北方向・国道側)と
水上(よみ:みずかみ 意味:側水勾配をつけたときの高さの高い方)側の辺(南北方向・駐車場側)を
水平に施工するため、
東西方向の2辺において、短辺の方は勾配が急になり、長辺の方は勾配が緩やかとなり、
見る角度によって屋根が曲がったり、かたがった りして見えます。

コンピューターをフル活用した設計となり、施工はさらに難度の高い技術が要求されましたが、
北陸の職人魂のもと、設計書どおりに仕上がっています。

新図書館内の天井は? っと申しますと、
東西方向の曲線と南北方向の曲線がクロスする形状になり、現在、天井下地の組立てが進められております。
少しコアな話になりますが、
天井の施工に当たっては、水平な天井面がないことから、
天井面を90㎝角スパンで管理(ポイント数は1,000を超える)し、
その全てのポイントで天井高を算出し施工管理されます。

市長の現場視察(令和元年11月28日)の↓様子です。

ここで、いまさら ではございますが・・・
新砺波図書館整備事業 基本設計の計画理念に掲げる基本コンセプトをおさらいします。(^^♪

【設計の理念】
 基本コンセプト
 大屋根の下のワンルームの図書館

具体化するテーマは、
  1.ワンルームの内部空間
  2.ランドマークになる大きな屋根
  3.イニシャルコストとランニングコストの低減

次は、どのテーマが仕上がってくるかな・・・