大!感!動!(研修報告7)

【メチャクチャ感動させられた「ベスト5」(甲乙つけがたく、順不同)】
○諏訪原城の巨大な空堀
○山中城の手入れの行き届いた畝堀、障子堀+富士山
○小田原城の気の遠くなるような規模の総構えと大堀切
○滝山城の延々と続く超絶壁の切岸
○石垣山城の野面積石垣に囲まれた井戸曲輪+今も水が湧き出ている!

 今回の研修は、戦国時代の戦の本場ともいえる関東城攻めということで、北陸や滋賀くらいの城攻め経験しかない私にとって「井の中の蛙大海を知らず」「百聞は一見に如かず」「上には上がある」等々実感させられた研修会でした。

 中でも「石垣山城」は、「天正18年(1590)、小田原北条氏を攻めることを決意した関白秀吉が4月3,4日に小田原城の攻囲を開始。4月6日に笠懸山(石垣山)に登って小田原城を眺望した秀吉は、周囲9㎞にわたり壮大な堀と土塁で囲んだ小田原城を力攻めするのは難しいと判断。長期戦の構えでこの場所に城を築くことを決め、5月14日に石垣完成。6月26日には本陣を移した(完成まで約80日)。秀吉が一夜のうちに城が出現したように見せかけたとの伝承から“一夜城”とも呼ばれているが、真偽はともかく、人員を大量動員した築城を可能とする秀吉の権威と財力が、北条氏が降伏する決定打となったのは間違いない。」(案内板説明文より)
城内を歩くとゴロゴロ転がっている大きな石に驚かされましたが、その中でも1本の井戸の為に壮大な石垣がめぐらされている「井戸曲輪」は圧巻でした。


【「ベスト5」に劣らず感動したこと】
○小田原城観光ガイド養成講座の充実かつ徹底した内容
 ・年間39回の講座、受講料25,000円、卒業試験(筆記、実技)、落第者フォロー
 ・3年間のフォローアップ
○小田原「三太郎」昼食の金目鯛煮つけ
○萩原さん、諏訪間さんの解説


【心残り】
 ○山中城の岱崎出丸の堀障子
 ○時間が足りなかった滝山城

今回の機会を頂きました砺波市教育委員会、野原さん、中島さんに篤くお礼申し上げます。


髙桒

石垣山城にて