前田利家の算盤
直木賞作家で歴史小説『下天は夢か』で知られる津本陽さんが5月26日亡くなられた。(89歳)
早速、津本陽さんの小説 『のるかそるか』 から引用、
「また彼(前田利家)は算勘にも明るかった。兵員の給与、金、銀、米穀等の算用に、器用に算盤(そろばん)を用いた。
幅三寸、長さ六寸ほどの算盤を、常に具足櫃に納めていたといわれる。」
前田利家の算盤
最近まで、現存する日本最古の算盤とされていた。1592年(文禄元年) 利家が肥前名護屋の陣中で使用した算盤と言われている。(算盤現物は東京・目黒区 尊経閣に保存されている)
最近(2014年~)では黒田藩家臣が秀吉から拝領した算盤の方が古いと言われている。
本保澄雄