モーキンルイ

昨日、出入りの業者さんに聞いたのですが、
増山城跡に猛禽類(モーキンルイ)がいるそうです。

「猛禽類」とは、タカ目とフクロウ目の鳥の総称。カギ状の鋭いくちばしとカギ爪をもち、小動物や他の鳥を捕食する鳥のことです。

ちなみに、増山城にいたのはミサゴサシバだとか。

ミサゴ

鳥綱タカ目タカ科の鳥。極地を除いてほとんど世界中に分布し、日本でも全国的にみられる。全長約60センチメートルの猛禽(もうきん)で、翼は細長く尾は短い。体の上面は黒褐色、頭部と体の下面は白く、過眼線と胸は褐色である。海岸、湖沼、広い川などの近くにすみ、飛びながら水中の魚を探し、みつけると急降下して水中に突入して足でつかむ。魚をつかみやすいように、足指の鱗片(りんぺん)はとがっている。停空飛翔(ひしょう)をして獲物をねらう場合もある。とらえた魚を縦にしてつかんで運び、枝や岩に止まって食べる。高木や島の岩の上に大きな巣をつくり、2、3個の卵を産む。チッチッと細い声で鳴く。近年、農薬などの影響で繁殖率が低下し、数が減少しつつある。

サシバ

鳥綱タカ目タカ科の鳥。アジア北東部で繁殖し、冬は東南アジアに渡る。全長約50センチメートル、体の上面は赤褐色で頬(ほお)は灰色、白い眉斑(びはん)がある。体の下面は白地に褐色の横斑がある。日本には夏鳥として渡来し、本州、四国、九州の低山帯の山林で繁殖し、マツなどの高い木の枝の上に巣をつくる。沖縄諸島では越冬するものが少数ある。カエル、ヘビなどの小動物を食べ、ピックィーと鳴く。秋になると群れをつくって南方へ渡っていく。愛知県伊良湖岬(いらごみさき)、鹿児島県佐多岬、沖縄県宮古島は南下するサシバの大群がみられることで有名である。

業者さんによると、サシバは今、繁殖期にあたるそうです。増山城に巣をかまえているかも。城でタカに似た鳥をみたら、ミサゴかサシバかを素早く見分けて、ガイドしてあげてください。(って難しいですよね☆)

曲輪の会事務局