一乗谷朝倉氏遺跡を訪ねて

本日(11/17)、一乗谷朝倉氏遺跡を訪ねてきた。
11月2度目の曲輪の会の城攻め。行って良かったと思える満足な1日でした。
秋も深く、色ずいた山あいにある広大な遺跡は情緒深く、誰が訪れても魅了されるようなところだった。
まずは遺跡資料館に立ち寄り、埋蔵文化財調査センターの方より発掘調査結果の説明を受けた後、館内の展示物を案内いただいた。
当時の力のある武将は中国や朝鮮半島の陶磁器や掛け軸などを収集し、財力を誇示したようである。館内は青磁、白磁、山水画など多数の出土品が展示してあった。その出土品は160万点に及ぶらしい。
資料館を後にして、城下町跡を散策。
谷間の城下町を防御する城戸を目の当たりにし、そのスケールに驚いた。これは凄い。
復原された屋敷跡も見ごたえ充分。武家、職人などの町屋が建ち並び、当時の繁栄ぶりが伝わってくる。
石組が荒々しく印象的な諏訪館庭園、朝倉館の庭園、また主殿、会所跡などの居館は管領細川氏の館を模したもののようであるが、京文化、権威を意識していた事が窺える。
遺跡を歩いていると、威風堂々、栄華といった印象を強く感じる場所だった。
今日、一乗山城を攻める予定であったが、激しい降雨により断念。次回の楽しみにとっておく事となった。
埋蔵文化財調査センターの方にはお世話になり、有難うございました。

曲輪の会 長江