佐伯哲也氏 「越中で活躍した飛騨武将の城」展示説明会
6月4日、安田城跡歴史の広場で開催された「越中で活躍した飛騨武将の城」展示説明会へ行ってきました!
4月~5月、プライベートで多忙な日が続き、城からはしばらく遠ざかっておりました。その間に曲輪の会では南砺市の城攻め、飛騨の城攻めが行われており、先日の交流会では「いやー!ホント、松倉城は良かったねー」なんて言葉も聞いており、随分歯がゆい思いをしておりました。が、いやー展示説明会良かったわ♥
歴史を理解した後の城攻めはきっと楽しいに違いない!説明会により、飛騨の3代勢力の三木氏と江馬氏の動きは武田と上杉という2大勢力に翻弄されている様子がよく解った。三木氏の城郭の特徴(畝状縦掘郡と明確な虎口がはっきりしていない)という特徴が越中で守備していた樫の木城には見当たらなく、逆にはっきりした升形虎口が存在する。おそらく武田信玄からの軍事的圧力を軽減してくれる見返りとして上杉謙信の命令により越中に出兵したのではないかと先生は読んでおられる。そう思って、樫の木城と三木氏の代表的城郭、広瀬城をみてみるのも面白いかもしれない。歴史的背景を押さえながら、登城することは空想を限りなく膨らませてくれだろう。三木氏と江馬氏の城の縄張り図を対比して展示してあるので、是非、足を運ばせてほしい。
曲輪の会 柄崎