奇祭「厄払い鯉の放流」を見てきました

こんにちは、野口@地域おこし協力隊2号です。

砺波市庄川町で江戸時代から行われる奇祭「厄払い鯉の放流」を見てきました。
場所は、昨日の前夜祭と同じ、鯉恋の宮。11時から開始、雲一つ無い快晴です!今朝は霜が降りて氷の世界、すごく冷えてましたが、とても良い日になりました。何度もお伝えしてますが雪は全くありません!

庄川の川岸が会場です。報道陣用の場所が水上に用意されています。まず最初に50メートル位先の鳥居から神主を先頭に厄年の方々が歩いてきます。

会場に着くと各々が鯉に触ってから、一人ずつ順番に鯉に酒を飲ませていきます。私は「鯉の入っている桶に酒を入れるのかな」と思っていたので、見てびっくり!鯉を鷲掴みにして、口に直接一升瓶から酒を注いでいます。あらら、こりゃ~鯉も逃げ場ないですね。。酒を飲んだ鯉は川に放流されます。ほろ酔い気分で気持ちよく泳いでいるのでしょうかね。

式典自体は、10分程度であっさりと終わってしまいました。実際見てみると、”奇祭”という感じではなく、こぢんまりとほのぼのしたイベントでした。
エヴァンゲリオンの敵のような鯉のオブジェを被って、皆さんを楽しませているのが、熱い熱い広島カープファンです。今日も広島カープファンが活躍してました!やっぱりここは広島カープファンの聖地?

その後、ウッドプラザで、開運七福鍋が振舞われました(限定200食だそうです)。これがとても美味しかった! レンコンやニンジン等の野菜が入った餅巾着が入っていました。汁にさりげなく庄川名産のユズが入っていて、このユズのアクセントがとても効いてました。

何で鯉にお酒を飲ませるのかな?と調べたところ、市役所のページにありました。
「この奇祭は、1816年(文化13年)3月26日に行われました金屋神明宮の遷宮祭に、昔から「神の化身、庄川の主」とされていた鯉を神饌として供えた際、長時間の神事が終了してもまだ鯉が生きていたことから、この鯉の生命力にあやかるとともに身の厄を託し、御神酒を飲ませて庄川に放流したのが起源とされています。」と。
なるほど、鯉は「神の化身、庄川の主」だったのと。でも、その神の化身である鯉を、神への供え物にする??何となく辻褄が合ってないように思いますが、とりあえず鯉の生命力から「長寿」「厄払い」につながるわけですね。

昨日&今日と見学してみて、私が一番印象に残ったのは、”ここは広島カープファンの聖地か?”、”開運七福鍋のユズの美味しさ”、”安城七夕親善大使の頑張り”でした。せっかくなので広島からカープファンも集めて、第三部で元気なイベントをしてみたらイイなと思いました。